2013年11月9日(土) 180分 栃木県済生会宇都宮病院
順位 |
元素 |
元素記号 |
地殻中の割合 (%) |
1 |
酸素 |
O |
46.00 |
2 |
ケイ素 |
Si |
27.00 |
3 |
アルミニウム |
Al |
8.20 |
4 |
鉄 |
Fe |
6.30 |
5 |
カルシウム |
Ca |
5.00 |
6 |
マグネシウム |
Mg |
2.90 |
7 |
ナトリウム |
Na |
2.30 |
8 |
カリウム |
K |
1.50 |
9 |
チタン |
Ti |
0.66 |
10 |
水素 |
H |
0.15 |
http://www.webelements.com/periodicity/ 2013年4月8日閲覧
大地(土)を構成する五大元素は、酸素、ケイ素、アルミニウム、鉄、カルシウムです。これをアルファベットで並べると、O Si Al Fe Caとなります。この5つの元素で実に大地の92.5%を占めています。
大地のナンバー1元素は酸素元素で46%を占めています。ナンバー2の元素はケイ素で27%です。
どんな組織でも、ナンバー2の役割が重要です。ここではケイ素に注目しましょう。
大地を構成する五大元素O Si Al Fe Caの中でも、みなさんはケイ素のイメージがつきにくいのではないでしょうか。
元素の割合から考えれば、大地(土)=ケイ素と考えてもおかしくありません。日頃から接している大地なのに、その構成元素であるケイ素のイメージがはっきりしないのはどうしてでしょうか。
ところが、実際には馴染みが薄いと感じているだけなのです。
実はケイ素のことを英語でシリコン(Silicon)と呼びます。
シリコンと聞くと、途端にケイ素が身近なものに感じるようになったのではないでしょうか。
ナンバー2のケイ素1つとナンバー1の酸素2つが結びついた二酸化ケイ素(SiO2)は、石の主成分でもあります。スライドではロゼッタ・ストーンを示しましたが、ケイ素は石と覚えていて下さい。
また、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリアの南部に位置しているサンタクララバレーおよびその周辺地域は、シリコン・バレー(Silicon Valley)として有名です。
名称の起源は、インテルやナショナル・セミコンダクターなどをはじめとした多数の半導体メーカーが集まっていたこと(半導体の主原料はシリコン)と渓谷という地形に由来します。
この地域にはソフトウェアやインターネット関連のハイテク企業が多数生まれ、IT企業の一大拠点となっています。
シリコン・バレーが生み出している製品、パソコンやタブレットPC、スマートフォンなどを思い浮かべれば分かるように、大地(土)を構成する五大元素であるO Si Al Fe Caは、電子機器などを含めた機械を構成する元素なのです。
更新日 2014年2月5日(水)
RandMap Laboratory since 2014.1.27 by Kenichiro Shimizu